20151224前日譚2 の変更点
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史徒「カッ……カッカッ……」 #br 楓「河童としてなら笑いは堪えろやオイ」 #br 雷火「史徒をカツアゲしてんの!?そんなのヒドイよ!」 #br 楓「ひっでぇ誤解」 #br 史徒「いや……カツアゲなどされていませぬとも」 #br 雷火「何その変な喋り方!?脅されてるの!?」 #br 楓「脅してねぇし……別にフランクでいいし」 #br 史徒「この神は鶏肉を寄越せと仰せだ」 #br 雷火「やっぱりカツアゲじゃ……ん?神様?」 #br 楓「おーいぇす、私神よー」 #br 雷火「って事は……」 #br 史徒「供物という事だ」 #br 雷火「ヒドイ神様だ!」 #br 楓「……え?なんでそうなんの?え?」 #br 史徒「カッカッカッカッカッ」 #br 楓「笑ってんじゃねぇテメェ!」 #br 史徒「クァッ!?」 #br 雷火「ほらすぐ怒鳴るし!」 #br 楓「誤解が誤解を生んでいる……ここが地獄か」 #br 史徒「此の程度、地獄と呼ぶには些か生温い物です」 #br 楓「と、とにかく鶏肉!鶏肉くれ!」 #br 雷火「鶏肉?干してるので良いの?」 #br 楓「干し肉のフライドチキンは……いや、怒られるから無しだな」 #br 雷火「あとは無いなぁ……」 #br 楓「誤解された上ヒドイと罵られ鶏肉も無いとか」 #br 史徒「運の無い時も有りますともそうですとも」 #br 楓「ウルセェそのシダ引き千切んぞ」 #br 雷火「ソレは私が史徒にあげた物なの!ダメ!」 #br 楓「……あーもう!面倒臭ぇ!此処に鶏肉は無いんだろ!?行くわ!」 #br 雷火「あっ……飛んでっちゃった」 #br 史徒「嗚呼肩が凝った、神を相手にするのは疲れる物だね」 ---- 楓「小煩い奴の居ない所にしよう……とにかく鶏肉だ鶏肉」 #br 輪音「鶏肉の事で何かお困りかしら?」 #br 楓「ピンポイントな聞き方」 #br 輪音「今日のお薦めは棒棒鶏よ」 #br 楓「あ、そういう困り方では無いから」 #br 輪音「何なら受付で聞くわよぉ?」 #br 楓「受付?……あぁギルドか」 #br 輪音「1名様ご案内よぉ」 #br 昴「ちよおおおっと待った!!」 ---- 楓「うわぁクソうるせぇガキが来た」 #br 輪音「ギルド長をガキなんて勇気有るわね、クソうるさいは否定しないけど」 #br 昴「しろ!否定しろ!後お前何の用だ帰れ」 #br 楓「聞いてんのか追い返してんのかハッキリしろ」 #br 昴「神なんかが頼む案件なんざ無ぇだろ?」 #br 楓「鶏肉」 #br 昴「は?鶏肉?」 #br 楓「寄、越、せ」 #br 昴「金」 #br 楓「えっ」 #br 輪音「あらぁ、お金持って無いの?」 #br 楓「ツケは」 #br 昴「利く訳無ぇだろ」 #br 楓「ッチ、使えねぇ超能力者だな」 #br 昴「一文無しに言われたくねぇよ」 #br 輪音「お金が無いなら無理よねぇ?」 #br 楓「マジでか……あ、じゃあ金くれ」 #br 輪音「斬新かつ大胆な依頼ね」 #br 昴「神が物乞いするなよ」 #br 楓「フライドチキン作る時に鶏肉無かったら樹っつぁん絶対怒るから!怒ると怖ぇし!」 #br 昴「フライドチキン?」 #br 楓「当てあるのか!」 #br 輪音「ギルド長まさか」 #br 昴「そのまさかだ、ちょっと本部まで来い」 #br 楓「馬車で?」 #br 昴「いや、瞬間移動で良いじゃねぇか」 #br 楓「まぁ言ってみただけだしな」 #br 昴「先行ってるからな」 #br 楓「あー良かったこれで怒られずに済みそうだ……」 ---- 昴「おいミナギリ居るかー?」 #br 至「ミナギリー?居ないよー!」 #br 昴「よっし……じゃあコレを包んでっと」 #br 楓「何そのダークマター的な何か」 #br 昴「うおおおっ!?」 #br 楓「いや瞬間移動で来いって言ったからお前の隣に来たんだけど」 #br 昴「玄関使えよ」 #br 楓「お前もな」 #br 水霧「何してるの」 #br 昴「お、おい二荒!話が違ぇぞ……って居ねぇ!」 #br 楓「とにかくそんなゴミいらないから」 #br 水霧「ゴミじゃなくてフライドチキン」 #br 楓「ゴミだろ生ゴミ、いや、生ゴミですら無いか……?」 #br 昴「お、おいやめろ!」 #br 水霧「ゴミなんかじゃないけど」 #br 楓「おうっ!?危なっ!ナイフ振り回すなよ!」 ---- 楓「……ったく、ちゃんと躾してくんないかな」 #br 昴「なんで地雷を的確に踏んでいくんだよ!」 #br 水霧「誰が私を躾するって」 #br 楓「え、めっちゃ怒ってる?……それじゃ!」 #br 昴「おいお前ふざ」 #br 水霧「これのどこがゴミなの」 #br 昴「おお俺にはゴミに見えねぇからナイフを降ろせ、な?」 ---- 楓「エライ目にあった……まさか神に楯突く人間が居るなんてな……面白いの飼ってるなあいつ」 #br ながし「あっ、アナタはいつかの!」 #br 楓「……そういや兎って鶏肉の代用にするよな」 #br ラバック「ながし急いで逃げるよう!」 #br ながし「目がイかれてますあの方!何ですか!?」 #br 楓「そうだよな何とか誤魔化せそうだよな兎肉」 #br ながし「凄い早い!凄い早いですよ!?このままでは追い付かれそうです!」 #br ラバック「こ、このまま走り続けるしかねぇよう!」 #br 楓「待て兎肉!」 #br ながし「ひいい!……あ、あれ?」 #br ラバック「追い抜いてったよう……」 #br #br #br [[次>20151224前日譚3]] &size(16){[[前>20151224前日譚]] };[[次>20151224前日譚3]]