蚊に刺される/お題 のバックアップ(No.1)


> 蚊に刺される

昴「お、マッダーじゃねぇか……ん?耳なんて掻いてどうしたんだ?」

マッダー「いやぁ、蚊か何かにやられたみたいでかゆいんだよね」

昴「掻かない方が良いんじゃねぇのか?」

マッダー「そう言われてもさ、つい無意識のうちに掻いちゃうんだよね……」

昴「薬でも塗ったらどうだよ」

マッダー「うーん、薬かぁ……」

昴「掻き壊すよりはマシだろ、傷口から感染症引き起こすぞ?」

マッダー「ほら、キッパーの為にもさ、薬はあんまり使いたくないんだよね」

昴「いや、意味がわからねぇよ」


マッダー「痒みさえ取れれば良いだけだから」

昴「そんなん、待ってりゃそのうち消えるだろ」

マッダー「大抵の虫刺されがそうだけどね」

昴「俺は薬使わねぇなら我慢するしか知らねえよ」

マッダー「掻かないようにするしかないんだね……我慢、我慢っと」

昴「そう言いながら既に掻いてるぞ」

マッダー「えっ!?……本当だ、もう耳を切り落とすしかないのかな……」

昴「お前なぁ……キッパーみたいな思考になってんぞ?」

マッダー「本当かい!それはとってもいい事だよね!」

昴「いや、俺はそういう意味で言ったん訳じゃなくて」

マッダー「痒みも取れた気がしてきたよ!ありがとうね!あぁ嬉しいなぁ……キッパーに自慢しに帰ろっと!」

昴「俺の話聞けよ……しかもキッパーも自慢されても困るだろそんな事……」


マッダー「ただいまキッパー!」

キッパー「帰って来なくて良い」

マッダー「そんな事言わないで、お帰りって言ってよキッパー……そうそう、今日耳を蚊に刺されてギルド長に相談したんだけど」

キッパー「……何だと?」

マッダー「ギルド長にキッパーみたいだって言われたんだ……いいでしょ!」

キッパー「……言っている事が理解出来ぬししたくもない、二度と話すな」

マッダー「そんなぁ……」