天狗に目あり天狗に耳あり のバックアップ(No.1)
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- 天狗に目あり天狗に耳あり へ行く。
- 1 (2019-05-04 (土) 23:35:17)
徳丸「この俺様が来てやったぜえええ?」
昴「白浜頼んだぞ」
輪音「嫌よ?……もう、こういう時いの一番に逃げるんだから、ヘタレよねぇ」
徳丸「随分と手酷い歓迎じゃねぇか、何かの余興か?」
輪音「残念ねぇ、何も無いのよ」
徳丸「知ってるよなぁ、天狗は人も魚も食う事位よお」
輪音「残念なのは貴方の方よ?今は何人もの人間が居るわ」
徳丸「人間風情がオレ達天狗に敵うとでも思ってんのか?」
輪音「何時の世も妖を亡ぼすのは人よぉ、それは貴方も良く御存知でしょう?」
徳丸「人間なんざ攫って食うしか価値の無え生物だろうがよ」
輪音「……本当に残念よ、貴方」
徳丸「ならもう二度と落胆しねぇように喰ってやろうか?人魚の肉はさぞ旨いだろうしなぁ!」
千方「へ?」
水霧「邪魔!」
徳丸「善と妙のお陰でお前等の命が助かった様だなぁ?」
水霧「……何この水」
千方「飲み物じゃ無いっスか?」
徳丸「飲むんじゃねえ!!」
水霧「……力湧いてきた気がする」
徳丸「くそッ理水飲みやがって!」
水霧「その斧寄越せ」
千方「私にも少し飲ませて欲しいっスよ!この小さい鬼強くて引き剥がせないっス!」
水霧「倒したら」
輪音「言ったじゃないのよ……さぁ、お逃げなさい」
徳丸「……チッ」
輪音「ミナギリさん、貴方ここまでやってくれるとは思わなかったわ」
水霧「……何もしてないけど」
輪音「あの天魔を追い払っただけで昇給間違い無しよ」
千方「昇給羨ましいっス!ミナギリは何か買いたい物有るっスか?」
水霧「我が妹を撮る為の良いカメラを買う」
輪音「流石ブレないわねぇ」
昴「カメラだけにか」
輪音「役立たずには聞いてないわ」
昴「白浜お前」
水霧「カメラ代寄越せ」
昴「言い方がカツアゲじゃねぇか」
千方「私にも何か欲しいっス!頑張ったっスよ!」
昴「ボウゲツは何もしてねぇだろ」
千方「み、見てたっスか?」
昴「透視でバッチリな、何か有れば出てくる積りだったしよ」
輪音「でも逃げたのよね」
昴「白浜は黙ってろ」
千方「なんか変態っぽいっスねー」
水霧「カメラ代」
昴「目の前に変態居るからな」
千方「自分で認めるとは潔いっスね」
昴「俺の事じゃねえ」
千方「変態って認めたじゃないっスか~」
水霧「ギルド長は変態だからカメラ代寄越せ」
昴「文章を成立させろ!おい白浜何とかしろよ」
輪音「ギルド長の命令通り黙ってるわ」
昴「畜生!!!」