2016ひよこの日6

昴「……」

千方「ギルド長、いつか良い事有るっスよ」

昴「せめてドアノブ直せよ……」

水霧「……あっ」

昴「おい何したミナギリ」

水霧「……ボウゲツ手出して」

千方「手っスか？……ってコレ何っスか？」

水霧「じゃぁ私仕事だから」

千方「えっ！？コレどうすれば良いっスか！？」

昴「トドメを刺しやがった……」

コア＝トル「……で、実際電波ジャックはどうやるのさ」

楓「このビデオカメラ持って」

コア＝トル「……これどこで手に入れたの？」

楓「なんかギルド内に有ったのをちょっとね」

コア＝トル「……まぁギルド長のっぽいからいっか！」

楓「そーそー、気にしたらダメだって！」

コア＝トル「で、コレを回してれば良いわけ？」

楓「ちょっと待って、あーあーマイクのテスト中」

コア＝トル「あっ全部回ってた」

楓「回ってる間中電波ジャックしてる奴だよそれ！」

コア＝トル「……メンゴ！」

楓「終わった事は仕方無いか……ごほん、皆見てる？」

コア＝トル「あーうん見てる見てる」

楓「やる気のない合いの手は入れなくていいから」

コア＝トル「ごめん」

楓「……で、我々は電波ジャックをしている訳ですけども」

コア＝トル「そうだね」

楓「何がしたいかって言うと、ただの天気予報なんだよね」

コア＝トル「いやいや電波ジャックする程の天気予報って何やねん！」

楓「ナイスツッコミ」

コア＝トル「どやぁ！」

楓「……それで、天気予報の内容ね、そこが一番重要だからね、うん」

コア＝トル「で、内容は？」

楓「無いよう！」

コア＝トル「なんでやねん！」

楓「違うよ私は漫才したいんじゃないんだよ」

コア＝トル「ごめん」

楓「で、肝心の天気予報ね……今日の天気は曇り、所によりひよこが降る場所もあるでしょう」

コア＝トル「ひよこ、とは？」

楓「あのひよこ、チュンチュンの」

コア＝トル「ピヨピヨじゃないの？」

楓「そこはどうでも良いんだよ」

コア＝トル「ごめん」

楓「で、天気予報も終えたし電波ジャック終わり！バイバーイ」

コア＝トル「あ、全責任は一見三聞のギルド長に有るのでご意見ご感想はそちらへお願い致します！」

楓「……っと、これで良し！」

コア＝トル「……本当にこれで樹っつぁんに怒られないと思う？」

楓「何でそう思ったの？」

コア＝トル「……2人で怒られよっか」

楓「……だな」

前　終