C41話 のバックアップ(No.3)
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- 1 (2019-04-19 (金) 00:46:54)
- 2 (2019-10-22 (火) 21:58:54)
- 3 (2022-06-22 (水) 21:25:27)
- 4 (2022-06-24 (金) 21:41:04)
昼は喫茶、夜は酒場。
C4。
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正式に言えば
「カフェ・クロスキュリオスカウンター」……日本語に訳すと、「奇妙な縁が交差するカフェバー」だ。
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カフェバーは日本語じゃねぇ?別に細かい事はいいだろ。
長ぇから、縮めてシーフォー。中々いい名前だろ?
……と、満席にも関わらず、何でキッチンの俺がこんな紹介出来るのかって?
ホール、覗いてみろよ。
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「やぁハニー❤今日も来てくれたんだね、とっても嬉しいよ」
「ア、アサヒさんこそっ❤今日もとっても素敵ですっ❤」
「そんな事ないさ……ハニーの方が、ずっと、ずっと素敵だよ?」
「そ、そんな……アサヒさん……❤」
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な?見りゃわかんだろ?
姉貴に夢中な上に、姉貴もくっちゃべってばかりでオーダー来ねぇんだよ。
で、この後姉貴が煽ったら注文が殺到すんだぜ?ふざけんなよマジで。
愚痴を喋りながらも、茹で時間の有るパスタなどを茹でていく。
そこは弟だからな、大体は予測で動けんだよ。
看板に書いてある今日のオススメメニュー、パスタだしな。
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「さて、ハニー達、そろそろお腹が空いてきたりはしてないかな?今日のオススメはコレなんだけれど……」
「はい……お願いします❤」
「僕も!」
「俺、今日いっぱいお腹空かせてきたんでふたつで!」
「私もふたつ……いいですか?」
「勿論だよ❤たくさん食べる子も、少し食べる子もみんな好きだな」
「キャー❤」
「アサヒさん最高ー!」
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こいつら姉貴の本性を知らねえから平気で最高とか言えんだよ!
あの姉貴のせいでどれだけ俺が迷惑を……やべっ!
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「……ユウヒ?誰かと喋ってた?」
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そう言われて、今まで語りかけていたはずの相手が見当たらない事に気づく。
……まあいいか、変に姉貴に見つかってもややこしくなりそうだ。
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「……いや、一人で姉貴の愚痴言ってただけだよ」
「今日のパスタ9とオム2、それとBLT3ね」
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そう言って俺にウインクすると、客から呼ばれて笑顔でホールに戻っていく姉貴。
ふざけッ……いや、何を考えても今は意味はない。
俺は今、目の前の調理に徹するロボだ。ロボだから姉貴への怒りも沸かないんだ。
そう思わないと、やってられなかった。
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