単発集16 のバックアップ(No.2)
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- 1 (2019-05-15 (水) 15:27:27)
- 2 (2019-08-17 (土) 21:42:22)
陸「いつか、本当にリプレに角を折られそうで怖いんだよね……」
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コア=トル「私にはない悩みだなぁ」
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陸「えー、いいな羨ましい」
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コア=トル「ただね、トゥヴァンに一度だけ言われた事が有る……
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『へぇ、山羊も臭みを消して食う方法有るのか……そういやお前角が山羊に似てるな』」
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陸「え、何それ!怖っ!!」
永住人「とんでもない必殺技を考案した」
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楓「マジか」
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永住人「ガラスをこう、指で……パリーン!!!」
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楓「どっかで見た事あるし、まーた樹っつぁんが怒るやつじゃんこれ……」
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永住人「じゃ、後は任せたから!」
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楓「ちょ、おい待てやコラ!!」
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樹「窓ガラスのガラス部分はどこへ行ってしまったんですか?」
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楓「今回はマジで私じゃないし、いやガチで」
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永住人「私でもないよ」
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楓「嘘つくなよ」
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永住人「そっちこそ」
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樹「兎に角掃除して下さい」
マッダー「最近襲って来ないけど……どういう風の吹き回しだい?」
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ながし「アナタがこの国から出てきて下さればすぐにでも処分して差し上げますけど?」
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マッダー「キッパーが怒るよ?」
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ながし「大公の威を借るなんて、穢らしい奴ですよ本当に!」
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マッダー「その威に当てられているのは君だけれどね」
エスプリースト「……トゥヴァンか、何の用だい?」
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トゥヴァン「茶の一杯でも貰おうかと思ってな」
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エスプリースト「帰ってくれ」
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トゥヴァン「まあまあ」
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エスプリースト「そう言いながらベッドに腰掛けないでくれないかい?椅子はこっちだ」
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トゥヴァン「悪いな」
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エスプリースト「謝るならせめて誠意を見せてほしいね」
トゥヴァン「あっちゃー……」
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モント「何の音ですか今のは!?」
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トゥヴァン「そこの棚の奥にある石、有るだろう?」
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モント「それと先程の音に何の関係が……?」
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トゥヴァン「取ろうとしたんだが横着してこう……よっと……ふっ!!」
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モント「……あぁ、そうやって物の山を崩したんですね」
トゥヴァン「……今日の飯、妙に甘くないか?」
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コア=トル「昼間グノームちゃんが遊びに来てさー、おやつにホットケーキ作ったんだよね」
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トゥヴァン「炊飯釜でか」
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コア=トル「超喜んでたよ」
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トゥヴァン「……お前の小遣いから天引きするからな」
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コア=トル「そ、そんなご無体な」
秋義「なー先生」
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トゥヴァン「宝藤か、何だ?」
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秋義「その頭のリボンって何か意味あるんすか?時々邪魔そうにしてるから取ればいいのになー、って思って」
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トゥヴァン「これは契約している神から貰った物でな、このリボンを媒介に呼び出す事が出来るんだよ」
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秋義「す、凄ぇ……」
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トゥヴァン「一応言っておくがリボン自体はただの紐だぞ」
秋義「おいグノーム!」
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グノーム「え、なに?」
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秋義「土塊の癖に生意気だぞ!」
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グノーム「つちくれなんて覚えたんだ!凄いよほーとー!」
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秋義「お、おう……?」
雷火「……えっ!何地震!?」
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史徒「まあまあ、落ち着きたまえよ」
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雷火「何でそんなに落ち着いていられるのよ!」
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史徒「河童の国で爆破実験を行っているだけだ」
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雷火「先に私に伝えといてよ!」
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史徒「……伝えたんだがね、夜中寝ている時に」
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雷火「なんで寝てる時なの!」
秋義「うわあああああああ」
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トゥヴァン「おい宝藤!廊下で箒魔法は禁止だぞ!」
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秋義「そう言われても止まらなあああああああ」
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トゥヴァン「仕方ないな、骨折位なら我慢しろよ!……ふんっ!」
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アイシーン「……物理的に箒を折る以外の方法は有ったと思うわよ?」
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秋義「お、俺の足も折れてます!痛ぇ!」
史徒「魔法を使う者が魔法使いならば、言葉を使い言葉に使われる我々を何と呼べば良いのか……わかるかね?」
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雷火「……河童でしょ?」
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史徒「君に聞いた僕が間違っていたようだ」
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雷火「失礼な!」
マッダー「いつもの奴を貰えるかい?」
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雷火「はい今行くからー!」
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マッダー「毎度毎度ありがとうね、ここの薬じゃないと効かないみたいで」
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雷火「新月も強く引っ張られるって、吸血鬼は大変だよね」
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マッダー「君はならないのかい?」
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雷火「うーん?ある、か?な?」
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マッダー「曖昧だなぁ」
雷火「最近入荷した河童製の防水鞄がお店の中で一番売れてるの腹立つなー」
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史徒「店を畳めば悩まなくて済むだろうに、一体何を悩むと言うのか……」
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雷火「信頼と実績の河童製ばかり売れるのはなんでよ!私のは何であんまり売れないのよ!」
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史徒「信頼と実績を積みたまえ」
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雷火「しかも!河童に受けが良いのはシダばっかりだし!」
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史徒「それ程人間になりたい河童は後を立たぬのだ」
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雷火「……史徒もじゃん」
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史徒「人間は河童に成りたがるのだから、此れで丁度良いと言う物なのだよ」
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雷火「そうなの?聞いた事ないけど……」
ペッポー「はっはっは!渡ったらいけねぇ橋を渡ってやるぜええあああ穴がああああああああ」
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史徒「全てを捨てる事が出来る彼が実に羨ましい」
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昴「アレは捨ててるんじゃなくてタダのアホだろ」
雷火「がおー食べちゃうぞー!」
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グノーム「こ、怖くない……」
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雷火「そんな事言わないでよぉ」
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リプレ「もっと、おそろしさをふやせばいい」
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雷火「恐ろしさ、って言われても……」
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リプレ「……できねば、おまえをとってくう!」
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雷火「怖いよ!」
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グノーム「こ、怖く……やっぱ怖いよおおおお」
コア=トル「いないいなーい」
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史徒「ばあっ」
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グノーム「ゆつるむよた!?!?!?」
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アイシーン「ウチの弟子で遊ばないで貰えないかしら?」
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史徒「カッカッカ、反応は面白かったのだが、そう言われたならば仕方が無い」
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コア=トル「無視しよう!」
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史徒「いや、僕もそこまではしないのだが……」
雷火「そろそろ家の井戸返して貰えないかなー?って思うんだけど」
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史徒「如何して返さねばならないのか、理解に苦しむがね」
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雷火「いや、だからお水……」
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史徒「水が欲しいならば言ってくれれば困る程送る事も出来るが……」
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雷火「そうじゃなくて……」
コア=トル「ここってさ、度数高いの多いよね」
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ラム「吸血鬼は度数重視ノ方も多いデスから」
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コア=トル「やっぱりスピリタスとか有るの?」
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ラム「地下に大量にストックしているノデちょっとした火薬庫みたいになってマスよ」
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コア=トル「……ココが火事にならない事祈っとくわ」
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ラム「神様にお祈りされるナンて光栄デスね」
永住人「樹っつぁん、暇ー」
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樹「そう言われても困ります」
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楓「裸で踊れば良いんじゃね?」
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永住人「それだ」
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樹「駄目です」
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楓「じゃあ無いわ」
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樹「それ以外無いんですか……お二人とも、私に仕事を押し付けないで自分でやって下さい」
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永住人「急に耳が遠く」
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楓「そしてその耳をちぎっては投げ」
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樹「ないで下さい」
ラバック「報告に来たよう」
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キッパー「……窓硝子の修繕費も馬鹿にならないのだがな」
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ラバック「安いガラスにすれば良いんだよう」
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マッダー「次からアクリルガラスにするのはどうだい?」
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キッパー「私が見世物にされる筋合いは無い」
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マッダー「そういう意味じゃないよ」