20151031文章4
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ラバック「トリックオアトリート、だよう!」
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キッパー「……窓を割っている時点でトリックに該当するのではないか」
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ラバック「そう言われるとそうかも知れないよう……なら、トリートだよう!」
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マッダー「あ、お菓子はお菓子なんだ」
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ラバック「ながしの分もくれよう、出来れば人参味が良いよう」
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マッダー「ワガママだなぁ」
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ラバック「年に1回なんだから許して欲しいよう?」
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キッパー「貴様が窓を割るのは年に何回だ?」
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ラバック「そ、そんなの数えてる訳ねぇよう」
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マッダー「まず扉の概念を覚えようね」
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ラバック「そんな言い方するなよう!まるで僕が窓を割る事しか出来ないみたいじゃないかよう!」
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キッパー「事実だろうが……」
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brラバック「わかったよう、次からちゃんとドアから入るから人参味のお菓子くれよう」 brキッパー「……何故私が敵対している相手に菓子を渡さねばならない?」 brラバック「え?別に吸血鬼と兎会は敵対してない筈だけどよう?」 brキッパー「いや、そんな筈は……」 brラバック「兎会と対立してるのはコイツだけだよう?ネバームーンが保護しているから手が出せないだけだよう」 brマッダー「僕を守る相手として思ってくれてるんだね、嬉しいなぁ」 brキッパー「抱き着くな!全く気色の悪い……」 brラバック「……もしかして僕お邪魔虫かよう?なら人参味のお菓子は諦めて帰るよう」 brマッダー「廊下に居る使用人の誰かに言えば持って来てくれるよ」 brラバック「じゃあ貰って帰るよう」 brキッパー「顔を擦り付けるな、獣の臭いが移る!」 brマッダー「マーキングだよ?」 brキッパー「なッ……お、おい窓を割るな!……逃げられたか……」 brマッダー「まぁ僕兎だし、匂いも殆ど無いから付かなさそうだよね」 brキッパー「邪魔だ、鬱陶しい!」 brマッダー「いった!……なにも突き飛ばす事無いじゃないか」 brキッパー「貴様が悪い」 brマッダー「まぁ、そうだけどさ……もうちょっと優しくしてくれてもいいんじゃないの?」 brキッパー「死ね」 |