20151031文章1

Last-modified: Sat, 20 Apr 2019 22:26:53 JST (1855d)
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ペッポー「trick or trick‼︎」

 

コア=トル「出たなポペプピパンプキンの妖怪パピプペッポー!」

 

ペッポー「な、何だよそれは!それに僕はカボチャの妖怪じゃなくてジャックオランタンだ!」

 

スリート「え、なにが違うの!?」

 

ペッポー「全然違う!」


秋義「トリックオアトリート!」

 

グノーム「図書館は飲食禁止だよ?」

 

秋義「そう言いながらくれるのな、ありがと」

 

グノーム「いつものお礼も有るし……あ、ここでは食べないでね?」

 

秋義「いつものお礼……御礼参りか!?」

 

グノーム「違うよバカ!!!」


至「ギルド長ー、トリックオアトリートー!」

 

千方「トリックオアトリートっスよ!」

 

昴「お前ら今日何回目だ!」

 

至「んー……覚えてないやー!」

 

千方「8回目っスね」

 

昴「いいかげんにしろ、ミナギリの菓子食わせんぞ」

 

輪音「あらぁ、そういう事言うのねぇ……ミナギリさんに言っちゃおうかしらぁ?」

 

昴「げ、白浜!それだけは勘弁してくれ」

 

至「お菓子はー?」

 

輪音「はい、私の肝入りだけどどうぞ」

 

昴「なんて物作ってんだお前は!」

 

輪音「あら、トリックアンドトリートの提供よぉ?」

 

千方「冗談に聞こえないっスよ!?」

 

至「白浜が言うと本当に入ってそうだなー」

 

輪音「コッチは入ってないわよ」

 

至「やったー!」

 

昴「おい待て、『は』ってどういう事だ『は』って」

 

輪音「気にしたら負けよぉ?」


雷火「トリックオアトリート!」

 

史徒「残念ながら僕は持っていないのだが……トリックオアトリート」

 

雷火「えっ」

 

史徒「……真逆とは思うが、君も持ち合わせて等いない、とでも言うのかね?」

 

雷火「……ない」

 

史徒「何を考えて発言したのか真意を問いたい物だが」

 

雷火「お菓子貰えると思って気軽に言いました……ごめんなさい……」


楓「トリックオアトリート」

 

永住人「何?楓、そんな人間の考えた事に踊らされてるの?」

 

楓「あぁ、ならいいや外で言って集ってくるわ」

 

永住人「待って待って待って今樹っつぁんがお菓子くれるって」

 

楓「マジでか!やったぜ!」

 

樹「いきなり言わないで下さいよ、有るか無いかで言えば有りますけど」

 

楓「あるんだ」

 

樹「そのように作られましたので」


ラバック「トリックオアトリート、だよう」

 

ながし「……私南瓜より人参派なんですけどね」

 

ラバック「何か盛大に勘違いしてねぇかよう?」


楓「お菓子!か、お菓子!」

 

リプレ「おかしくれ」

 

陸「何がいいの?」

 

楓「なんでもいいよ」

 

リプレ「うまいやつがいい」

 

陸「はいどうぞ……ってちょっと待って、もうハロウィン関係無くただのお菓子の要求じゃない?」

 

リプレ「ばれたか」

 

陸「ばれるに決まってるでしょ」


スリート「トリックオアトリート、です!」

 

モント「はいどうぞ、お菓子ひとつサービスです」

 

スリート「わーい!」

 

アイシーン「あら、私にもくださるの?ありがとう」

 

コア=トル「ねぇねぇスリートちゃんスリートちゃん、ウチもサービスしてるからきてよ!」

 

トゥヴァン「え、そんな事してたのか?私は知らないぞ?」

 

コア=トル「説明しよう!トリックオアトリートと言うと私がかき氷をプレゼ」

 

トゥヴァン「風邪ひくだろ!」


マッダー「今日のおやつはハロウィンらしくフレンチトーストだよ」

 

キッパー「どこがだ?確かに変わった形ではあるが……」

 

マッダー「ささ、食べてみて食べてみて」

 

キッパー「ッ!?な、何だこれは!」

 

マッダー「車麩のフレンチトーストだよ!驚いたでしょ?」

 

キッパー「……驚いたのは認めよう。認めるから今後二度とするな」

 

マッダー「そっか、残念。口に合わなかったかぁ……」


ペッポー「トリックオアトリート!どうせお前ら菓子なんか持ってないんだろ?イタズラさせやがれ!」

 

アイシーン「あら、有るわよ?はい、ドーナツ」

 

トゥヴァン「残念だったな。私も持っているぞ?ほら、キャンディーだ」

 

ペッポー「も、持っている上にカボチャ味だと……ッ!?どこまで気を使ってやがるんだこいつら!!」


秋義「トリックオアトリートですエスプリースト先生!」

 

エスプリースト「……君は怪我の手当てに来ている事を忘れてはいないかい?」

 

秋義「それはそれ、これはこれ……的な?」

 

エスプリースト「的な、ってねぇ……仕方ない、ハロウィンらしくは無いがこれでいいかな?」

 

秋義「おかき……」

 

エスプリースト「おかきも立派に菓子だよ」

 

秋義「でもサラダ味……」

 

エスプリースト「不満なら帰りなさい」


スリート「ト、トリックオアトリートです!」

 

雷火「あ、アイシーンさんのトコロのお弟子さん!こんな端っこまで来たの?凄いじゃん!」

 

史徒「……挨拶よりも先に菓子を与えたら如何かね?」

 

雷火「あ、そっかゴメンね……はい、月の光をたっぷり浴びた蜂蜜」

 

史徒「……其れは菓子と言える代物では無いと思うが」

 

スリート「わーい!触媒にしよっと!」

 

雷火「喜んでるし良いんじゃないの?」

 

史徒「見る限りは菓子として喜んでいる様には見えないが」

 

雷火「うーん……じゃあこの満月飴!」

 

史徒「それは只の鼈甲飴だ」

 

スリート「飴も!?やったー!!」

 

雷火「ふっふーん、これはタダのべっこう飴とは違うんだよ?」

 

史徒「……僕には只の鼈甲飴にしか見えないがね」

 

雷火「かじってみて!」

 

スリート「え、でも……」

 

雷火「もう一本あげるからさ、ほらほら!」

 

史徒「強要する程の代物には見えぬが……」

 

スリート「じゃ、じゃあ……ぱり」

 

雷火「それでね、それでね!形!形見てみて!」

 

スリート「……あ!みかづき型だ!」

 

雷火「そうなの!齧ると必ず三日月型になるように出来てるの!」

 

史徒「本当かね?確認する為にも複数欲しいのだが」

 

雷火「配るんだからダメ!」


グノーム「トリックオアトリート!」

 

エスプリースト「そう言いながら菓子を渡すとは……実に斬新だね」

 

グノーム「保健室だとあんまり縁が無さそうなイベントでしょ?だから来ちゃった!」

 

エスプリースト「……気遣いは有難いけれども、来る生徒来る生徒唱えてくるから縁を切れないイベントだね」

 

グノーム「え?怪我してんのに?」

 

エスプリースト「怪我も具合も悪くないなら私は菓子なんか渡さずに追い出すよ」

 

グノーム「……この学校の生徒、凄いタフだなぁ」

 

エスプリースト「先程宝藤も来て唱えていたよ」

 

グノーム「ほーとーも!?ま、まぁ言いそうだけど……大丈夫かなぁ」

 

エスプリースト「……そんなに気にしなくても怪我自体は大した事は無いよ」

 

グノーム「そうなの?良かったぁ……」

 

エスプリースト「そんなに彼が心配かい?」

 

グノーム「え!?だ、だってすぐ調子乗って怪我するから!」

 

エスプリースト「……否定はしないよ」

 

秋義「ブェックション!」