2015年の12月

Last-modified: Sat, 20 Apr 2019 23:10:17 JST (1855d)
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12/28


 

キッパー「今日の公務は何だったか……」

 

マッダー「ちょ、ちょっと待って!ストップ、ストップ!」

 

キッパー「何故止める」

 

マッダー「昨日で仕事納めなんだから仕事したら駄目だよ!」

 

キッパー「……貴様、一体何を言っている?」

 

マッダー「そのままの意味だよ?」

 

キッパー「……何を根拠に仕事納めを私に強要していると言っている」

 

マッダー「じゃーん」

 

キッパー「それは……!?」

 

マッダー「キッパーが寝てる間の法会議で可決させたから、今日から行政公務は休みだよ」

 

キッパー「……」

 

マッダー「全員一致の可決だよ?皆やっぱり休みが欲しかったんだろうね」

 

キッパー「……人員整理を考えねばな」

 

マッダー「独裁者なんだから国民の要望を感じてあげなきゃ駄目じゃないか」

 

キッパー「……政治で貴様に説教される日が来るとはな」

 

マッダー「と、いう訳で今日は仕事禁止ね!」

 

 

キッパー「……認めん」

 

マッダー「え?」

 

キッパー「議長無き会議の結果など認めん!!」

 

マッダー「……いや、キッパー1人が否定しても会議承認されるよね」

 

キッパー「それは……」

 

マッダー「1/3迄休みなんだから、そんなにカリカリしないでさ、ゆっくりしようよ」

 

キッパー「誰の所為で怒っていると……」

 

マッダー「誰のせいだろうね?こわいなぁ」

 

キッパー「貴様……!」

 

マッダー「色んな所へ遊びに行こうね」

 

キッパー「待て、ゆっくりは何処へいった」

 

マッダー「なんだかんだ言ってやっぱりキッパーも休み楽しむつもりじゃ……ってぅわ!?」

 

キッパー「破いてしまえば関係無かろう」

 

マッダー「あ、危なかった……」

 

キッパー「この様な動きだけ俊敏だな」

 

マッダー「言っておくけどこれコピーだから、破いても原本は隠してるからね」

 

キッパー「……何処迄も小癪な奴だ」

 

マッダー「破きにくるキッパーも大概だけどね」

 

キッパー「……原本を探し出して処分するからな」

 

マッダー「公務の一体何がそこまでキッパーを駆り立てるんだい?理解出来ないよ」

 

キッパー「貴様理解されようなどと思ってはいない、原本を寄越せ」

 

マッダー「絶対にやだ」

 

 

コア=トル「年末の大掃除サボって遊びに来……何この空気!怖い!」

 

キッパー「良い所に来たな、あの紙の原書を処分しろ」

 

コア=トル「え、めんどいからやだ」

 

マッダー「彼女は僕の味方みたいだね」

 

キッパー「……」

 

コア=トル「というかこの紙何?……ふむふむ」

 

マッダー「キッパーの仕事中毒を治してあげたいんだよ」

 

コア=トル「何?年末年始キッパー暇って事!?そしたらめっちゃキッパーで遊べるじゃん!!最高!!!」

 

マッダー「キッパーで、ってどういう事だい?」

 

コア=トル「え、そこツッコむとこ?」

 

マッダー「キッパーで、は認められないかなぁ」

 

キッパー「何故貴様の許可を得る必要がある、必要なのは私の許可だろうが」

 

コア=トル「イェーイ!キッパーの許可貰ったもんねー!」

 

キッパー「私が許可する訳が無いだろうが」

 

マッダー「なら僕と遊ぶのは?」

 

キッパー「死ね」

 

マッダー「理不尽……」

 

コア=トル「プー断られてやんのー」

 

キッパー「貴様も黙れ」