魔法の弓矢と人形レーザー

Last-modified: Fri, 17 May 2019 00:04:09 JST (1829d)
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樹「家が、また壊れてしまって……」

 

永住人「はーい、楓とリプレが鉄球で雪合戦したからだと思いまーす」

 

楓「異議あり!永住人が雪玉じゃなくて鉄球にしようって言ったせいだ!」

 

リプレ「かえでが、いえにぶつけたせいだぞ」

 

樹「……もう、今日という今日は許しません!何度家を壊せば気が済むんですか!!」

 

永住人「さぁ?」

 

楓「わからん」

 

リプレ「いえがもろい、だからいえがわるい」

 

永住人「よし、樹っつぁん討伐部隊結成だ!」

 

楓「マジか」

 

リプレ「やだ」


樹「三人共反省してませんね……このレーザー達でも食らって反省して下さい!」

 

永住人「うわっ!マジで撃つ!?」

 

楓「やべっあれしばらく痛いんだよな……っとぉ!」

 

リプレ「……ふんっ!」

 

樹「……迎撃、ですか」

 

リプレ「うってはじくだけなら、らくだからな!」

 

楓「良くやったリプレ!迎撃してくれれば隙を見て私がボコれるな!」

 

永住人「本当、楓とリプレは血の気が多いなぁ……」

 

楓「ボコられる前にボコるだけだから正当防衛でしょ」

 

リプレ「……あっ」

 

楓「どしたん?」

 

永住人「弓……壊れちゃってるね」

 

楓「つぅか今壊れたんだろ」

 

リプレ「やぎりだけでも、たたかえるぞ」

 

永住人「修理してきなよ……」

 

リプレ「いってくる」

 

楓「気を付けてなー」

 

リプレ「きをつけていってくる」


永住人「さて……遠距離が居ないと、ちょっとマズイよね」

 

楓「樹っつぁん、遠距離攻撃の方が得意だもんなぁ」

 

永住人「何でこんなに得意なんだろうね」

 

樹「それは貴方方が苦手な分野を私が得意とせよと命じたからですよ」

 

楓「リプレをカッコ良く見送ったものの……この状況、考えれば考える程ヤバくね?」

 

永住人「ヤバいね」

 

樹「反省する気は飽くまで皆無なんですね」

 

永住人「モチの」

 

楓「ロン」

 

永住人「ツモ」

 

楓「私がロンって言ったんだからツモが成立する訳無いだろ」

 

永住人「ロン言うのが遅かったから引いただけだよ」

 

楓「ぁあ?テメェ何言ってんだコラ」

 

永住人「は?わからないの?ばかなの?」

 

樹「……いい加減反省して下さい!!!」

 

楓「ぐへっ」

 

永住人「ぶはっ」


リプレ「ただいま」

 

楓「おう、遅かったな」

 

永住人「うん、遅い遅い」

 

樹「何度言えば理解出来るんですか?」

 

リプレ「なんで、しばられてるんだ?へんたいなのか?」

 

楓「違うよ、逃げないようにだって樹っつぁんが」

 

永住人「あー、ツイてない……」

 

リプレ「どんまい」

 

樹「リプレさんもですよ?」

 

リプレ「えっ」


樹「わかりましたか!?」

 

永住人「はい」

 

楓「うぃっす」

 

リプレ「わかった」

 

樹「ならこれで解散です、ほら早く直して下さいね!」

 

楓「うぇーい……」

 

永住人「仕方ない、やるかー」

 

リプレ「わたしは、なにをすればいいんだ?」

 

樹「貴方は余計壊しかねないので帰って下さい」

 

永住人「ズルいと思うけど仕方ないね」

 

楓「まぁ壊しそうだしな」

 

リプレ「ばいばい」

 

楓「またなー」

 

永住人「またね」

 

樹「壊さなければ歓迎しますから」

 

リプレ「わかった」