雪だるま/お題

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マッダー「キッパー……」

キッパー「……」

マッダー「キッパー、無視しないで助けてよー」

ラバック「僕からも頼むよう」

キッパー「自業自得だ」

ラバック「まだマッダーが悪いとは決まってねぇよう？」

マッダー「このままじゃ、僕凍え死んじゃうよ！だから助けて？」

キッパー「私の知った事ではない」

マッダー「僕の体も、キッパーの心も、なんて冷たい……」

ラバック「案外余裕あるのかよう」

キッパー「私は部屋に戻る」

マッダー「ああっ待ってキッパー、本当に出られないんだ！」

キッパー「……今回限りだからな」

マッダー「ぶわっ！……ありがとう、キッパー！僕が冷えてなかったらハグするところだよ！」

キッパー「不要だ」

ラバック「……でも何で雪に埋まってたんだよう？」

マッダー「キッパーを驚かせようと超巨大な雪だるまを作ろうとしたんだよね」

キッパー「……」

マッダー「それで、雪玉を積んだ瞬間に下の方から先に崩れちゃって……」

ラバック「僕がキッパーを呼んでなかったら確実に凍死してたよう？」

マッダー「本当にごめんね」

キッパー「反省しろ」

マッダー「うん、次はキッパーも驚く大きさのかまくらにするよ……」

ラバック「どうしてだよう、中に入った途端崩れるビジョンが見えるよう？」

キッパー「私を驚愕させるのは諦めたらどうだ？」

マッダー「じゃあ天然のかき氷を僕が作るからキッパーと僕で食べさせ合うっていうのは」

キッパー「そうか死にたいか」

ラバック「マ、マッダーを埋めるのはやめてやってくれよう！」