白目/お題

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マッダー「キッパー、窓に蛙の神様が貼りついてるよ」

キッパー「放っておけ」

ケイロ「や、やめてケロー！開けてケロよぉ！ケロちゃん大ピンチなんだからー！」

マッダー「助けを求められてるんだけど……神様だし、助けた方が良いんじゃない？」

キッパー「この風雨で窓を開ける気か？」

ケイロ「いいから助けてケロよー！？」

キッパー「……黙らせて来い」

マッダー「……隣の部屋まで来れるかい？」

ケイロ「な、なんとか隣なら貼りついたまま行けると思うけどぉ……」

マッダー「何で窓に貼りついていたんだい？趣味？」

ケイロ「ケロちゃんそんな趣味ないよぉ！風で吹き飛ばされちゃっただけケロよ」

マッダー「まぁ、見つけたのが僕で良かったね」

ケイロ「それを察して見せての神様ケロよ？」

マッダー「窓に貼りつく蛙の神様って、すごい信仰もあるんだね」

ケイロ「そういう意味じゃないケロ」

マッダー「まぁ、助かって良かったんじゃないかな」

ケイロ「有難いケロねぇ……そうだ！お礼にケロちゃんの秘密を教えてあげるねぇ」

マッダー「秘密？」

ケイロ「実はこの目の白い場所、黒目なんだケロ！」

マッダー「黒目って……橙色だけど」

ケイロ「そ、そこは気にするところじゃないケロよ」

マッダー「……って訳で、別に右向いてても左も見えるらしいよ」

キッパー「他に情報は無いのか？」

マッダー「え？それだけだよ」

キッパー「弱点程度は得て戻ると思ったのだが……貴様に期待する方が間違いだった」

マッダー「キッパー僕に期待してくれていたのかい！？」

キッパー「黙れ」

マッダー「うん」