年賀状/お題

Last-modified: Sun, 26 May 2019 00:53:42 JST (1820d)
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千方「すっごく重たそうっスね……」

 

水霧「毎年の事だから……重っ」

 

千方「よ……っと!お、重いっス、ね……!」

 

水霧「この後仕訳も有るから」

 

千方「この枚数をっスか……何でやらなくちゃいけないっスかね……」

 

水霧「クジだから仕方ない」

 

千方「あのクジ、絶対誰かイカサマしてたっスよね!?」

 

水霧「ボウゲツもしてたの気づいてたけど」

 

千方「うっ……」


水霧「よい……しょっ、と」

 

千方「ふぅ……ここから仕訳っスね……嫌になってきたっスよ」

 

水霧「まだこれから」

 

千方「それはそうっスけど……」

 

輪音「あらぁ、お手伝いしましょうか?」

 

千方「白浜!お願いしたいっスよ!はい、これが白浜の分っスよ!」

 

輪音「……冗談のつもりだったのだけれど?」

 

水霧「私からもお願い」

 

輪音「……ミナギリさんには普段から無理をお願いしてるもの、手伝わないとダメよねぇ」

 

千方「私のお願いはダメなんっスか!?」

 

輪音「駄目では無いけれど、よりミナギリさんのお願いを重視するだけよぉ?」

 

千方「確かに私も逆の立場ならそうするっスね……」

 

水霧「白浜に失礼だからボウゲツは頼まないで」

 

千方「ヒドイっスよミナギリ!」


輪音「……あら、二荒さん、一緒に仕訳しましょうよぉ」

 

至「やだー!」

 

輪音「二荒さんの今日のお夜食は人魚の肝吸いかしらぁ?」

 

至「それもやだよー!」

 

輪音「ふたつにひとつよ」

 

至「うー……しょうがないなー、手伝うよー……」

 

千方「酷い物を見たっスね」

 

水霧「普段からだけど」

 

輪音「あら、何か言った?不老不死になりたい、とかかしらぁ?」

 

水霧「別に」

 

千方「私は人間のままが良いっスよ!」

 

輪音「あら、残念ねぇ……はい、これが二荒さんの分よ」

 

至「えー!多過ぎるよー!」

 

輪音「レバ刺し」

 

至「わー、いっぱいでやりがいがあるなー!みんなで頑張ろー!」


ラム「今日ノ納品に来マし……仕訳デスか?懐かシイですね……」

 

至「ねー、半裂もやろうよー!」

 

ラム「イエイエ、私はモウ外部なのデご遠慮サセて下さい」

 

至「何時でも戻ってきていいのにー、今だけとかー!」

 

ラム「いやイヤいや……」

 

輪音「手伝ってくれるなら、ギルド長が納品倍にしてくれるわよぉ」


昴「うおっ、手伝ってやろうと思ったら随分な大所帯になってるじゃねえか」

 

ラム「私もやっテイるんデスから、ギルド長もお手伝いしまショウよ」

 

昴「あ?どういう流れで半裂がやってんだ?」

 

輪音「明日から半裂さんの所からの納品、二倍になるわよ」

 

昴「白浜、また適当な事言ったな?」

 

ラム「この契約書の通りデスが、もう確定しマシたので」

 

昴「いつからこのギルドは酒の仲介業者になったんだよ」

 

輪音「何でもするのでしょう?頑張って捌きなさいな」

 

昴「お前の所為だ!」

 

水霧「これがギルド長のノルマ」

 

昴「おい、一番多いじゃねぇか!」

 

千方「ギルド長には頑張って欲しいっスね!」

 

至「頑張れー!」

 

昴「二荒はそう言いながら自分の分を押し付けてくんじゃねぇ!」