単発集10

Last-modified: Sun, 12 May 2019 02:00:12 JST (1834d)
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昴「何故俺はこんなにも顔は良いはずなのにモテないんだ!!」

 

至「性格じゃないかなー」

 

水霧「存在しているから」

 

輪音「不老不死になればモテるんじゃないかしら」

 

昴「せめて慰めろよ!」

 

水霧「何で」

 

至「やだー」

 

輪音「肝食べて不老不死になったらチャンスが生まれるんじゃないかしら?」

 

昴「慰めろよ……」


コア=トル「ねぇねぇ流し台ちゃん」

 

ながし(神を相手にするには準備が足りない、ここは我慢するしか……ッ!)


昴「ミナギリ、リピートアフターミー ギルド長イケメン」

 

水霧「遂に狂った」

 

昴「お前とは違ぇよ」

 

至「そうだよー!ギルド長は元々頭が残念なんだからー!」

 

昴「おい二荒どういう意味だ」

 

輪音「あらぁ、私はそんな残念な所もギルド長の個性だと思ってるわよぉ?」

 

昴「フォローになってねぇよ」


マッダー「ねぇキッパー、僕って自分だけで目薬を差せないんだよね」

 

キッパー「そうか、耳を千切ったら解決するんじゃないか」

 

マッダー「書類に集中してるなら返事しなくても良いからね」


昴「帰ったら書類の山が……」

 

キッパー「何故溜める?毎日やれば良い物を態々溜め込むとは……解せんな」


秋義「なんか心が痛ぇ」

 

楓「大丈夫か?心筋梗塞?」

 

秋義「心臓じゃねーし、もしそうなら俺それどころじゃないと思う」


ながし「いざ!今夜こそ!」

 

キッパー「邪魔だ」

 

マッダー「……キッパー、そんな事言って僕と遊んでるあの子に嫉妬してるんじゃない?」

 

ながし「……この崇高なる白兎と、穢らわしいアナタが遊んでるですってぇ?」

 

キッパー「……誰が嫉妬していると?」

 

マッダー(あ、失敗したかも)


輪音「不老不死に興味のある方居るかしらぁ?今なら無料で不老不死になれるわよぉ」

 

リプレ「なにあれ」

 

輪音「アレとは失礼ねぇ、私は人魚よ、人魚」

 

永住人「つまり魅惑のマーメイド」

 

楓「じゃあスカートの中は……魚?」

 

輪音「それは開けてのお楽しみよ」

 

リプレ「くさそうだからいい」

 

永住人「いやリプレも既に腐りかけで臭そうじゃん」

 

楓「まぁ肉も魚も一緒じゃね?」

 

輪音「失礼ねぇ」


モント「いらっしゃいませ」

 

スリート「いらっしゃいませ」

 

モント「ありがとうございました」

 

スリート「ありがとうございました」

 

コア=トル「ありがてぇごぜぃました」

 

トゥヴァン「邪魔してやるなよ」


水霧「我が妹はどこだああああああ」

 

輪音「ご覧下さいねぇ、皆様方。こちらが有名な人間シスコン女でございます」

 

昴「おいふざけてないで止めろ!」


コア=トル「トゥヴァン三世」

 

トゥヴァン「狙った獲物は必ず壊す」

 

アイシーン「ヒットマンになってるわよ」


昴「おいミナギリ何で俺の物ばかり壊すんだよ」

 

水霧「気のせい」

 

昴「そうか……お前らはどう思う」

 

至「どうでもいいかなー」

 

輪音「肝でも食べて落ち着いたら?はい、私の肝の刺身」

 

昴「……とりあえず、肝はいらねぇ」


昴「もし俺が仮にモテてるとするだろ?」

 

至「興味ないなー」

 

昴「……するだろ?」

 

輪音「仮定しないといけないのねぇ」

 

昴「するだろ!!!」

 

水霧「しない」


アイシーン「今日の夕飯どうしようかしら……」

 

輪音「そんなあなたに人魚の肝はどうかしらぁ」

 

アイシーン「うちの弟子、内臓苦手なのよ……」

 

輪音「好き嫌いは良くないわ、クセも少ない人魚の肝から克服するのがオススメよぉ?」

 

アイシーン「うちのもう一人が、自分に付いてるのを直接見せちゃって……」

 

輪音「それは……仕方ないと思うわ」


輪音「不老不死になれる人魚の肝はいかがかしら?」

 

キッパー「拷問に使えそうだな」

 

マッダー「不老不死に拷問とは中々良いんじゃない?」

 

輪音「やぁねぇ物騒で」

 

マッダー「君達よりはマシだと思うけどね」

 

キッパー「自らの肝を食べさせるのは物騒では無いのか?」

 

輪音「……なるほどねぇ」


アイシーン「あら、起きてきちゃったのね」

 

スリート「眠れないです、師匠……」

 

アイシーン「この薬を飲むとよく眠れるわよ」

 

スリート「ありがとうございます……よいしょ、おやすみなさい」

 

トゥヴァン「眠剤をあんな子供に与えて大丈夫か?」

 

アイシーン「渡すわけないでしょう?アレはラムネよ」

 

トゥヴァン「ラムネ」


スリート「ぱろぱろぴれぱろ」

 

コア=トル「スリートちゃんが自分の作った薬を飲んだら大変な事に!」


至「あれー?おっかしいなー」

 

昴「どうした二荒」

 

至「お塩が無いんだよー」

 

昴「ハァ?キロ単位であっただろ!もっとよく探せよな」

 

水霧「私が使った」

 

昴「塩釜でもやったのか?」

 

水霧「隠し味」

 

昴「隠し……?」

 

水霧「隠し味」

 

輪音「私の肝を先に食べるのをお勧めするわぁ」

 

昴「今回ばかりは白浜の意見に同意しかけた」


スリート「あ、お姉ちゃ……どしたの?お洋服が赤いじゃない!」

 

水霧「我が妹よ気にしてくれてありがとうでもこれはトマトジュースの缶を開けるのに失敗しただけだから気にしないで」

 

リプレ「わざとらしいやつめ」

 

水霧「……今日はちょっと疲れたから帰るねあの女には気を付けるんだよ」

 

スリート「……?ばいばーい」


輪音「今日は私が料理当番ねぇ……久々だわ、メインは肝の甘辛煮にしようかしらぁ」

 

昴「却下」


ながし「何だって私がたった一匹に梃子摺らなければならないんですかね」

 

リプレ「わかる」

 

ながし「たかが死体の癖によくわかってるじゃないですか、手下にならしてあげても構いませんよ」

 

リプレ「ふざけんな」

 

ながし「この白兎様直々に言ってるんですよ?」

 

リプレ「うるさいな、うちころすぞ」

 

ながし「……え?」