単発集1
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永住人「ワイもあんたも、ゾンビだぞい!」
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リプレ「なんだそれ」
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永住人「二人合わせて永プリル?的な」
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リプレ「それ、すごくばかっぽいからやめろ」
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永住人「ちょっ矢を放つのはやめて!痛いから!あ、遺体なのに痛い!?」
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リプレ「めんどくさい」
陸「ねぇ、緑青楓はどこ!?」
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永住人「樹っつぁん、知っとる?」
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樹「虹の扉の二つ隣の赤の扉の四つ奥の銀の扉を背にして紺の扉と桃の扉の間にある橙の扉ですね」
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陸「よっしゃ、覚悟ーッ!」
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永住人「樹っつぁん……陸は目の前の橙の扉行っちゃったけど?」
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樹「あの程度なら覚える事は可能だと思うのですが……それと、その呼び方はやめて下さい」
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楓「あ、樹っつぁん!あの小煩いのどこ通った?」
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樹「虹の扉の二つ隣の赤の扉の四つ奥の銀の扉を背にして紺の扉と桃の扉の間にある橙の扉を教えたら目の前の橙の扉を抜けて行きました」
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楓「ありがと樹っつぁん!じゃあこの白の扉抜けてくって永住人によろしく言っといて」
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樹「その呼び方は貴方が諸悪の根源でしたか」
グノーム「あっ反射バカの『ほーとー』」
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秋義「『たからふじ』だし!あとバカじゃねぇし!」
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グノーム「成績からしてもうバカじゃん……図書館に何の用?」
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秋義「俺はアイシーン教授の特別授業を受ける権利を得たんだよ」
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グノーム「それって補習授業って事でしょ?やっぱバカじゃん」
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秋義「そうでもなきゃ俺がこんな所来るわけねぇだろ?」
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グノーム「一理ある」
トゥヴァン「さぁ、今日はこの大魔砲を箒に乗って避ける授業だ!軌道逸らしや反射なんて考えずに素直に回避しておけー」
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秋義「つってもどうせ手を抜いてるんだろうなぁ……俺箒苦手で反射得意だからイケるはずううえぇぇっ!?」
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トゥヴァン「私の魔力の2%しか使わなかったんだがな……反射魔法が得意だなんて言いながら口程にもない奴だな」
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コア=トル「魔力馬鹿が、忠告したとはいえバカ相手にえげつない事を……」
キッパー「おい、そこの者。最近不審な者を見掛けなかったか?」
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至「えーとねー、僕はお肉が食べたいなー、柔らかくて口に入れると脂が蕩けるようなー、そんなお肉がいいかなー?」
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キッパー「何が言いたい?」
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至「僕だって立派に一見三聞のメンバーって事だよー!」
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キッパー「そうか……そこの兎肉で良いか」
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マッダー「いやいやいや!そしたら今後一人で出掛けたら城に戻れなくなるけどいいのかい?」
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キッパー「既に貴様が先に城に入らないと戻れぬから問題はない」
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マッダー「あー……そっかぁ……」
アイシーン「……という事から、この魔法式を成り立たせるには何が必要なのか?わかるかしら宝藤君?」
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秋義「……フゴッ!?うわやっべ寝てた……教授!全部聞き逃してしまったのでわかりません!」
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アイシーン「そのまま氷漬けになる積りだったのね?」
スリート「うわああリプレさんだあああああ」
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リプレ「そうだぞ」
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スリート「え、えっとリプレさんが怖かったときは、確か……『ピクルスピクルスピクルス』!!!」
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リプレ「えっ」
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スリート「なんでリプレさん逃げないのおおお!?」
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リプレ「おいだれだ、そんなことをいったのは」
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スリート「えっ……?コア=トルさんです」
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リプレ「(よしあいつ)ゆるさん、ころす」
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スリート「師匠おお助けてええええ」
キッパー「……」
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コア=トル「何してるの?」
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キッパー「貴様には関係の無い事だ」
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コア=トル「もうオートロック辞めればいいのに」
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キッパー「そもそも彼奴が城に居なかったのが悪い」
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コア=トル「のろけくらったなう」
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キッパー「殺す」
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コア=トル「神だから無駄ですけど~?ピッピラピー!」
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キッパー「殺す」
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リプレ「わたしがしんでもかわり(の死体)がいるもの」
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キッパー「魂まで滅するまでだ」
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トゥヴァン「その辺の物ごとブチ壊すのもアリだよね」
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リプレ「なにこいつらこわい」
モント「うちの店の前でパイ投げ始めた人誰ですか!?」
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コア=トル「神だからセーフ!セーフだから!」
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スリート「私はダメって言ったんですよぉ!」
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モント「……後日トゥヴァンさんにお話しておきますね」
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コア=トル「あっサーセン」
リプレ「かりのじゃまするならうつ」
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秋義「やられたらやり返す……倍返しだ!」
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リプレ「はんしゃしても、うちかえすからむだだぞ」
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秋義「あばばばば」
秋義「待ちに!待った!長期休暇!ヤッフーイ!」
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アイシーン「補習の事は忘れたのかしら?」
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秋義「な、ナンの事すか?」
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トゥヴァン「おっ、ナンを避ける補習でもするか?」
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秋義「……ィッス」
水霧「あぁ!そこに居るのは愛しき我が妹と……そのオマケ」
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アイシーン「あら、何かご用でも?」
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スリート「あ、お姉ちゃんだ!」
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水霧「挨拶もなしとは随分と不躾な師匠だけど……苦労してない?おやつ食べる?」
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アイシーン「皮肉が貴女の用事なのかしら?随分とお暇な様子みたいね」
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スリート「おやつ食べるー!」
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アイシーン「駄目よ」
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水霧「用事は我が妹に有るだけであって邪魔者には消えて貰わないと」
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アイシーン「……一応言っておくけれど、今は貴女の妹である前に私の弟子よ」
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スリート「……っと、ところで!お姉ちゃん!用事って何!?」
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水霧「仕事の途中で珍品のマンドラゴラを拾ったから早速プレゼントしようかと思って抜けてきた」
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アイシーン「あら、この子にはまだ早いんでなくて?」
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水霧「甘やかすどころか目を逸らしてばかりの師匠には話しかけてないんだけどおせっかいおばさん」
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アイシーン「……お、おば、さん?」
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スリート「も、もう行くねお姉ちゃん!じゃぁね!ばいばい!」
秋義「俺の箒が複雑骨折に!助けてエスプリースト先生!」
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エスプリースト「君は救護室をなんだと思って来たんだい」
秋義「売店のデザート、めっちゃうめぇー!」
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モント「あ、ありがとうございます!」
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秋義「売店以外では買えたりしないのか?なぁ!」
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トゥヴァン「ウチの工房の近所だし、そんなに美味いなら買ってきてやろうか?」
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秋義「え、マジすか?あざーす!」
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トゥヴァン「代わりに次の試験満点取れよ」
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モント(あ、絶対無理なパターン)
トゥヴァン「そういえばあの使えない弟子どんな感じよ?」
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アイシーン「薬剤師を薦めてるわ」
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トゥヴァン「え?薬THE医師?」
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アイシーン「意味がわからないわ」
コア=トル「あ、スリートちゃんじゃんこんちー」
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スリート「こ、こんち……?」
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トゥヴァン「困ってるから辞めてやれ」
昴「そういえば前から気になってたんだが、お前の親指に着いてる輪っかって何なんだ?」
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至「視神経だよー!」
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昴「なら弱点じゃねぇか、多分もう少し隠しておいた方がいいと思うぞ」
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至「切れてもさー、また一時間もすれば繋がるから無問題なんだよねー!」
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昴「その一時間が問題だと思うんだがなぁ……」
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至「ぬわー!前以外見えなくなったー!」
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昴「マジか!この一瞬でとはな……一体誰にやられたか想像は着くか!?」
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至「うーんとねー、転んだ拍子に引っ掛けちゃっただけだよー?」
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昴「俺の心配を返せ」