ペッポー と いたり は クッキーのカン を みつけた !
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ペッポー「僕が目を付けた物なんだから、僕の物に決まってるだろ!」
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至「コレは僕のだってばー!」
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水霧「……邪魔なんだけど、何してんの」
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至「.ミナギリー!僕が見つけたギルド長が隠してたクッキーをー、ペッポーが奪おうとするんだよー!」
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ペッポー「先に見つけたのは僕だろ!」
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水霧「クッキー……ちょっと待ってて、作ったのがあるから」
至「ミナギリのクッキーを食べなよー!持ってきちゃうみたいだしー!」
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ペッポー「ぼ、僕だってあんな物食べたくねぇよ!至もそうだろ!?」
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水霧「連れてきた」
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昴「おい、俺のクッキーを何取り合ってんだよお前ら……というかよく見つけたな」
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ペッポー「ふふん!あんな所に置いてあってわかんねぇ訳無いだろ?」
昴「……あっ!」
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水霧「何」
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昴「いや、その缶は」
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至「クッキーの缶なんだからー、クッキーが入ってるんでしょー?こっそり隠しておくなんてズルいよー」
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昴「いや、それはクッキーじゃない、違うから俺に返せ、な?」
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ペッポー「なんだこいつ、急に焦りやがって……よしっ、開けてやろうぜ!」
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至「いえー!」
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昴「おいやめろ!その缶の中身はな……!」
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ペッポー「ひっひっひ、何が出るか楽しみだ、な……!?」
水霧「何これ」
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至「カセットテープかなー?」
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ペッポー「再生機器は……なんだ、無いのか?しけてんなぁ!」
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昴「そうか、ミナギリはカセットテープ見た事が無かったか……そうか……」
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至「僕は知ってるよー?」
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ペッポー「この僕だって知ってるぜ?」
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昴「いや、お前ら見てくれはガキでも妖怪じゃねぇか」
水霧「これ引っ張るの」
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至「ああー!!」
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ペッポー「お前何してんだよ!引っ張って壊れたから聞けなくなっただろ!」
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水霧「何」
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昴「その黒い紐に録音されるって仕組みなんだよ」
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水霧「あっそ……えい」
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ペッポー「す、素手で千切りやがった……っ!!!」
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至「もう完全に聞けなくなっちゃったねー……」
ペッポー「何が録音されてたんだ?ま、どうせロクでもない物なんだろうがな!」
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昴「第九」
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至「代休ー?」
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昴「第九」
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ペッポー「い、意味わかんねぇ……」
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至「でもミナギリが壊しちゃったから聞けなくなっちゃったねー」
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ペッポー「ぼ、僕は悪くないからな!」
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水霧「新しく買えばいい訳」
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昴「まぁ大した物でもねぇし、気にすんな」
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水霧「してないけど」
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昴「少しはしろ」
ペッポー「……実は変なのが入ってたとかだったりしねぇか?」
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昴「はははまさかそんな」
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水霧「何で逃げるの」
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昴「何でだろうなそぉい!!!」
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至「あーっ!!」
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ペッポー「粉々に砕けちまった……!」
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昴「よし、これでもう問題無いな」
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水霧「河童に頼めばサルベージ出来るけど」
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昴「うおおおおお!!!!」
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ペッポー「お前らテープ素手で千切り過ぎだろ!なんだよこいつらの腕力は!」
至「そういえばギルド長ー、僕お腹すいたー!」
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昴「そうか知るか今俺は忙しいから自分で作れ」
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水霧「今日ギルド長の当番」
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昴「あー忙しい忙しい!」
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至「あー、かぼちゃー……」
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ペッポー「ややややめろよ至!友達だろ!?」
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至「ちょっとくらいいいじゃんかーケチー」
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ペッポー「何言ってんだよ!訳わかんねぇ事言うのやめろって!」
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水霧「二荒、お腹壊すから駄目」
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至「ちぇー」
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水霧「しっかり加熱しないと」
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ペッポー「やめろ!死なないからって痛くない訳じゃねぇんだよ!」
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水霧「そう」
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ペッポー「うおおおっ!三十六計逃げるに如かず!!」
至「僕のかぼちゃー……」
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昴「ほら、このガムやるから諦めろ」
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水霧「わかった」
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昴「お、おう……ミナギリも食うのかよ」
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至「僕3個もらうー!」
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昴「ちょ、おい二荒お前取り過ぎだぞ!」
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輪音「私も貰うわねぇ」
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昴「ドサクサに紛れてお前も取ってんじゃねぇ!!!」