うにとくり

Last-modified: Wed, 15 May 2019 20:44:57 JST (1830d)
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水霧「……栗ご飯、作ってみようと思う」

 

昴「いい!俺がやるから!」

 

水霧「今日私の当番」

 

至「ちょっと外出てくるー、食べられなくて残念だなー」

 

昴(二荒、逃げやがったな……!)

 

水霧「大丈夫、沢山作るから」

 

昴(ざまぁみろ!)

 

水霧「出来た」

 

昴「……栗ご飯だよな?」

 

水霧「棘の処理に苦労した」

 

輪音「今戻ったわよ……あ、あらミナギリさん

 

水霧「輪音も栗ご飯」

 

輪音「食べないわ」

 

水霧「……そう」

 

昴「い、いつも美味そうに作るよなミナギリは!いただきまー」

 
+  後日談

輪音「……そこまでして食べてあげなくても良いんじゃないの?」

 

昴「目の前でしょげられて食わない訳にいかねぇだろ」

 

輪音「イガごと入った栗ご飯なんて、私初めて見たわよ?」

 

昴「俺もだ、人間だったら血が喉に絡んで死んでたな」

 

輪音「不死身でも食べたくない代物よねぇ……お代わりもよくしたわね」

 

昴「まだ食べるのかって聞かれたんだから仕方ねぇだろ」

 

輪音「断れば良いじゃないの」

 

昴「いや、まぁ……そうだけどよ……」

 

輪音「ヘタレねぇ」


水霧「ギルド長が沢山食べたから二荒の分なくなった、ごめん」

 

至「そっかー!なら仕方ないねー」

 

水霧「だから代わりに茸ご飯」

 

至「んー……あー!そう言えばギルド長がもうお腹ペコペコだって言ってたよー!」

 

水霧「あんなに食べたのに」

 

至「先にギルド長にあげたらどうかなー?」

 

水霧「二荒が言うなら」


昴「……入って良いぞ」

 

水霧「お腹ペコペコって聞いたから茸ご飯」

 

昴「誰が言ってた」

 

水霧「二荒」

 

昴(二荒絶対後で殴る)